技術情報 （RS232Cの簡易なモニタ回路）

出張先の現場で、実験室で、応急的な「RS232C 簡易モニタ」を 作ってみます。

RS232cの信号をモニタしたいときって有りませんか？装置AとBが 通信しなくなった、装置を作ったけど思い通りに反応しない、などトラブル発生したとき、 一体どんな通信をし合っているのかな？という時、通信データを覗いてみたくなります。

チョット覗いて見るだけなら、送受するデータは知っている フォーマットだし、簡単な方法は無いかな、ということで造ってみました。

簡単な、と言っても多少は信号について知識が必要です。 RS232cの信号レベルについてRS232cトランシーバの内側と外側は左の画像のようになっています。 トランシーバの外側は±Vに振るんですね。内側は普通にTTLレベルです。 下記のURLに解説されている方がおられます。 http://elm-chan.org/docs/rs232c.html

モニタするには装置AとB間のRD,SDをモニタしたいRS232cのRDに ダイオードを通して接続します。装置Aの送信信号はダイオードD1,D3を通して、装置Bの送信信号は D2,D4を通してモニタ用RDに伝達されます。 装置A、Bが同時に送信をするとミックスされた状態でモニタRDに伝わり、文字化けになりますが、 既知のシステムまたは自分で造ったシステムという場合なら文字化けも、同時送信という不具合を 発見したと思えばそれはそれでOKです。